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執筆者の写真浦上利夫

【多角的な視点】AIに仕事を奪われるということ

更新日:9月24日


少し前からメディアでAIにより仕事がなくなると言われている。

私はその言葉を発する人間について幻滅している。


いったい何に幻滅しているのか。


それは、2015年に頭の良い人たちが言っていた言葉を未だに引用し、頭も使わず無責任な不安の煽り方をする人間が多いことに幻滅している。


では、このAI問題の本質はなにかということになるが、それはAIにより仕事がなくということよりも遥かに大きな問題がAIの裏側に存在するということ知る必要がある。


例えば、チャットGPTに


AIによりなくなる仕事について教えて


と聞くとこのような回答をされた。



AIによって影響を受ける、または将来的に無くなる可能性のある仕事にはいくつかの分野がありますが、特に単純作業や定型業務が多い職種がリスクが高いとされています。以下はその代表的な職種です。


1. 工場のライン作業者

製造業における単純な組立作業や検品作業は、自動化ロボットやAI技術によって代替されやすい分野です。すでに多くの工場でロボットが導入され、生産効率が向上しています。


2. レジ係や販売員

セルフレジやAI搭載の無人店舗(例:Amazon Go)など、販売業務の自動化が進んでいます。将来的には、消費者が商品を選んで購入するプロセス全体がAIや自動化システムで行われる可能性が高まります。


3. コールセンターオペレーター

カスタマーサポート業務は、チャットボットや音声認識AIによって自動化が進んでいます。これにより、人間が対応する必要のある問い合わせが減少し、オペレーターの仕事が減少する可能性があります。


4. タクシードライバーやトラックドライバー

自動運転技術の発展により、タクシーや運送業界にも変化が予想されます。完全な自動運転車が実用化されると、これらの仕事が不要になる可能性があります。


5. データ入力・事務職

データの入力や整理、報告書の作成といった事務作業は、AIが瞬時に処理できるため、自動化される可能性が高いです。自然言語処理や機械学習を利用したソフトウェアがこれを代替することができます。


6. 金融アナリストや会計士

AIは膨大なデータを迅速に分析し、パターンやトレンドを見つけ出すことが得意です。そのため、金融のアナリストや会計士の業務の一部は、AIによって効率化されるか、あるいは完全に代替される可能性があります。


7. 翻訳者や通訳者

AIによる翻訳技術は進化しており、Google翻訳やDeepLなどのツールが既に多くの場面で使われています。高度なニュアンスや専門用語の翻訳にはまだ人間の力が必要ですが、一般的な翻訳や簡単な会話レベルの通訳はAIが担う場面が増えるでしょう。


8. 法律事務員やパラリーガル

法的な文書作成や契約書のチェックといった作業も、AIが効率的に行うことができます。特に定型的な文書の作成や簡単な法的リサーチはAIに任されることが多くなってきています。



上記内容は2015年に言われていたものと同じで、ただ単に、単純作業は消えるということを回答している状況だ。


ただ、本当に単純作業だけが無くなってしまうのか?

実際、映像や動画などのクリエイティブ分野も生成AIにより脅かされている状況である。


たまたま運の良い人は、自分の領域の仕事はAIに取られない方だからと安心しきっている。


そして、AIに取られてしまう側の人たちは危機感が低いため、本当に自分の仕事が無くなってしまうことを描けない人がほとんどだと思う。


これは情報リテラシーのレベルに関わってくるが、この世界は頭の良い人と悪い人という物差しで計られてしまう残念な世界だ。


危機感を抱ける人は動物的には生存競争に置いて長生きできるだろう。

当然、生物をしている以上この感覚は持たないといけないが、意外にも自分だけは大丈夫と思ってしまっているやばい人が多いことに驚いてしまう。


AIにより仕事が無くなると言われている分野は間違いなくそうなるのは確実なため、生存意識が高い人であればすぐに転職するだろう。


この件に関しては日々沢山の情報が流れているのに、何も対策をしていない人が多いため、良くも悪くも日本の将来を暗示している。


自分には能力が無い、つぶしが利かないという理由で動かない人は、自分で勝手に自分の才能に蓋をし自分を過小評価するあまり、更に能力を低下させるという悪循環に陥っている。


どちらの比重が多いかは分からないが、何も考えていない人と変わりたくても変われない人は、残念だがどちらも結論は同じだ。


ただ、ここまではどんどん人間がする仕事がなくなる、やべーな、くらいの話しであり、物事の議論としてあまりに低レベルで本質を考える上で最も重要なことに触れていない。


実際にこの問題の本質としては、


「今、自分自身がマインドコントロールされている」


という事実に気づくことが重要であると私は伝えたい。


大丈夫な領域にいる安っぽい発想力の人だと、違う側面から見てる体で、AIが進化していくと今より生活が楽になると思い込んでいる。


仕事が取られる人は努力も足りないし決断力も無いため、変わらなかったのは自業自得なので消えても仕方ないよね、くらいで思い考えていることだろう。


ハッキリ言うが、AIを広めようとしている頭の良い人間が考えていることの本質は、AIという新たな奴隷システムにより人間が使われる未来を作ろうとしていることに気づかなければいけない。


綺麗ごとを並べて本心は真逆のことを考えている人ばかりの世の中において、例えばAIが医者よりも精度の高い診断をして、医療ミスも少なくなる未来が来る、などいう人もいる。

自動運転により不幸な事故も減って良い未来が生まれるという人もいる。

確かにそういう一面もあることは否定はできない。


ただもっと違う角度から物を見ると、その成れの果てはAIにより人間全部がコントロールされる未来が来ることを感じなければいけないと思う。


今日現在ですごく分かりやすい仕事で表すと、ウーバーイーツが良い例だろう。


これは画期的な発明であり、働く人は空き時間で稼ぐことが出来、依頼する人もお金を出せば自分の時間を有効活用できるというのが上辺だけの良い話しである。


本質は、AIにより人間があっちにいけ、こっちにいけと指示を受け配達をする道具にさせられているという「人間のロボット化」というのが事実である。


発注する側も単にお金を持っていることで時間を買っている気になり優越感を抱きつつ、自分の感情で食べたいものを選んでいる気にすらなっているが、AIにより自分の収入に見合った店舗が表示され、食べたいものも実は誘導されているんだと気づかなければいけない。


今日現在で人物の信用スコアなどがシステムに導入されているかは分からないが、近い未来更に様々な情報が一元化されることにより、その人の収入や友達の多さ、友達の質などがスコア化され、それがウーバーイーツの食べ物屋の表示にも強く反映されると思っておいた方が良い。


AIにより行動を誘導することが容易な分野の為、分析や統計をやらせることにより店舗の在庫管理や効率化まで行えるレベルとなるため、この程度のことは確実にすぐに来るだろう。


このようなことは全業種で起こるため、AIが進化していくということを深いレベルで見ていくと、人間に考えること辞めさせ、AIのシステムに依存した生き方しかできないようにさせに行っていることを理解しなければいけない。


つまりは人間をどんどん馬鹿にさせ、コントロールが容易にできる状態を誰かが作りに行っていると感じなければいけない。


授業の宿題もAIに任せる。

論文もめんどくさいからAIに書かせる。

調べたいこともスマホで検索すれば出てくる。

YouTubeやインスタに出てくる自分好みの動画ばかり見てしまう。


考えることを低下させるというのがAIの最大のミッションなので、頭の良い人たちはその仕組みを作ろうとしていることを分かって欲しい。


人類はAIを制御できるか?などの安っぽい情報ではなく、AIは人類を制御できるかを真剣に考えている人たちがいて当然だと思って欲しい。


AIも含む技術の発達によって効率が良くなっていると錯覚しているが、数十年前より労働時間が減って収入が変わったか?

世界全体で余裕が生まれ、人に優しくなれる環境になったか?

むしろ昔以上に余裕がなくなり苦しくなっていないか?


変化するのが生き残る過程、進化の過程で良いことだとメディアに刷り込まれ、その流れについていけない人は見捨てられる。


コールセンター1つとっても、今は数十分待たされるのが当たりまえ。

アナウンスに誘導され何回も番号を押させられ、行きつく先は良く分からない外注のスタッフとのやり取り。


企業は1番めんどくさい対人関係を効率化することにより楽になっているが、効率化のしわ寄せはユーザーに来ており、ユーザーが企業側に寄せて行かないと見捨てられるという現実である。

こんなに技術が向上したのにサービスの質が下がるという恐ろしい結末である。


それすらも盲目的にしか理解できない経営者が多いため、綺麗ごとばかり並べて見せかけのブランド力を誇示し人々を洗脳することは本当にやめて欲しい。


そして自分が搾取されていることに気づくことなく、文句を言いながら受け入れている多くの人も目を覚ましてほしい。


結局自分の力じゃ何も変えれないため、ひたすら不満を周囲に垂れ流すだけの悪循環人間になって欲しくはないし、周囲に吐き出せば周りの人の質も低下することに気づいて欲しい。


大手企業は本当に上手くお金を巻き上げている。

搾取するために使う最大のツールは、ブランド力=洗脳力である。


多くの人は周囲にいる人と同じものを愛用し、同じだから安心する生き物である。

そして、一部の頭の悪い人が人より少しだけ高価なもので優越感に浸りたいという競争を行っている。

そしてもっと頭の悪い人がそれを見ていいなぁと思ってしまう構造である。


その結果、優越感に浸れないと文句を言う。

でも文句を言いながらもやはりそれを使い続けるという、一度トラップにひっかかったら逃げられないようになっており、不満を言いながらも何故か結局は安心するという具合である。

本当に上手く人間をコントロールしている。


この視点を広く考えるとAIでも同じようなことが言え、AIは多くの仕事が無くなるんだと思う人と、自分は大丈夫だという二分した答えのみに誘導されている。

でも実は裏側にある、どっちの人間もコントロールしようとしている事実に気づかないと終わりだと思わなければいけない。


人間がする仕事が無くなるとはどういうことか。

では、生き残ると言われている業種が安心か?


もし安心と思っているなら終わっている。


チャットGPTに下記の質問を行った回答がこれである。


AIが進化しても生き残る業種とは?



1. クリエイティブ分野(アート、デザイン、音楽、映画)

創造性を要求される分野は、AIが進化しても人間独自の感性や美意識が重要です。例えば、アーティストやデザイナー、作家などが行う仕事は、感情や文化的な背景を理解し、オリジナリティを発揮する必要があり、これをAIが完全に代替するのは難しいとされています。


2. 教育・指導者

教師やコーチは、学習者の個別のニーズに応じた指導や、感情面でのサポートが求められます。AIを使った教育ツールはサポート役として役立つ一方で、感情的な共感や人間らしいコミュニケーションは人間の教師が優位に立つ部分です。また、幼児教育や特殊教育などでは、細やかなケアが必要とされるため、AIだけでは対応が難しい領域です。


3. 医療(医師、看護師、心理カウンセラーなど)

AIは医療分野での診断やデータ分析に活用されつつありますが、患者との対話や心のケア、複雑な診断の判断、外科手術などは依然として人間の医師や看護師が重要です。特に心理カウンセラーやセラピストなど、対人コミュニケーションや共感が中心の仕事はAIでは代替が困難です。


4. ソーシャルワーカーや福祉関連

ソーシャルワーカーや介護士など、人間の感情やニーズに深く関わる職業も生き残ると考えられています。高齢者や障がい者、困難な状況に置かれた人々との信頼関係を構築し、感情的なサポートを提供するには人間の温かみが欠かせません。


5. 研究者・科学者

AIはデータの分析やパターンの発見において役立ちますが、新しいアイデアの発想や仮説の構築、未知の問題に対する創造的なアプローチには人間の直感や洞察力が求められます。特に基礎研究や応用研究では、研究者の創造的な思考が重要です。


6. ビジネスリーダーや戦略コンサルタント

経営判断やビジネス戦略の立案は、AIの助けを借りながらも、人間の直感や経験、対人スキルに依存する部分が多いです。特に大きな変化が起こる状況や、新しい市場への適応など、不確実性の高い状況での判断は、AIに完全に任せることは難しいです。


7. 法律や倫理に関する専門職

弁護士や裁判官、倫理学者などの職業は、法律の解釈や倫理的判断、複雑なケースの理解が必要です。法律はしばしば曖昧な要素を含み、人間の判断力が欠かせません。AIがサポートするツールとしては役立つものの、最終的な決断には人間の判断が重要です。


8. ホスピタリティ産業(ホテル、レストランなど)

高級ホテルのコンシェルジュやレストランのシェフなど、顧客に対するきめ細かなサービスや体験を提供する仕事もAIには代替されにくいです。特に、感情的なつながりや個別対応が求められるサービス業は、AIが補助する形で使われても、完全な代替は困難でしょう。



この回答を見て、そして私の文章を見て、これらの業種が本当に生き残ると思えるか?

悲しいかな、全部AIによりコントロールされてしまう分野である。


AIを使い人間を支配したい人が本当にいると思うか?

そんなのはいないと思うか?

これを真剣に考えた方が良いだろう。


ちなみに一つ一つ考察すると、


1はもうすでにAIに浸食されている。

2も人間の感情などが入れば指導にばらつきが生まれるので不要である。

3も同じである。

4同じ。

5はある意味唯一人間が勝てる領域かもしれないが、これは支配層の階級の人たちだけが行える特権分野の為、AIに依存する人は利用されるだけである。

6も議論の余地なし。

7も同様。

8は一部の心の綺麗な自己犠牲力が強い人でないと生き残れない分野である。

無意識レベルで人を喜ばせられる慈悲の心を持つ人だけが出来るスキルであり、頭で考えお客様が喜ぶだろうことを考え実践するような安っぽい人だとAIには勝てないだろう。


じゃあ人間は生き残るにはどうすればいいんだということになるが、残念ながらこのままだとAIにコントロールされるしか未来は無いだろう。


素晴らしいほどの人間管理体制が構築され、今まではアナログ的に管理していたものが、完全なデジタルで人間を支配できるので、楽にコントロールできるだろう。


ある種、マトリックスの映画と同じようなことが起こるのはほぼ間違いないだろう。


生きることは本当に苦しい。

ずっと楽しい夢を見ている方が楽であり幸せである。


そのような未来が良いか悪いかは人それぞれの価値観の為、正直私には分からない。


ただ、AIがもたらす未来を考えている天才たちは、50年後、100年後、1000年後も考えている。

人間がどうなるかも分かってやっている。

何となく人々の生活が楽になって平和な世界が訪れると夢見ているくらいではない。


人間に生まれたからには知らないものを追求するのが使命であり生きている証と思っている人が多いが、本気でそれを突き進め、文明が発展していく未来を思い想像した最終結論は結局人類を不幸にするとしか思えない。


本当に世の中を平和にしたいならお金の概念を破壊しないと幸せなど訪れないと私は思っている。

それによる弊害ももちろん理解している。

しかし本当に人間らしく生きるという面で行くなら、人間はデジタルを捨ててアナログな生活をしていくのが本質ではないかと考える。


人よりも長く生きたいと思う欲望の塊のような人が多いが、自分は自然の一部、地球の一部、宇宙の一部、と言う概念で、自然の摂理に逆らうことなくその瞬間瞬間を楽しみながら幸せを実感して優しい気持ちで死んでいくのが良い生き方ではないのか?と自分は思ってしまう。


それすらもエゴなんだろうが、AIよりはましだと思ってしまう。


あと数百年もしたら細胞を常に若返らせて永遠の命を持つことも出来るかもしれない。

それが良いことだと研究をしている多くの人間がいるが、人間、生まれたときから死ぬために生きている。


大切な人が死んでしまうと自分も死にたくなるだろう。

大切な人が死ぬのを見るくらいなら、自分が先に死にたい。

私自身は弱い人間の為、そう思ってしまう。


本当に難しい話だが、別視点で見ると死ぬことが悪いわけではないのも事実である。

誰しも、死ぬ瞬間に幸せを感じて死んで行けることが最大の生きる上でのミッションだと思う。


それすらも考えさせない未来をAIは作りだそうとしている。

人間をロボット化し、今でもコントロールされた世界の中で、更にコントロールされる存在にしようとしている。


自分の意志で生きていると思っている人間が多いが、自分の意志で生きている人間など一人もいない。


心臓が動いているのも無意識にコントロールされている。

自分が何か良く分からないものに生かされているということを理解してほしい。


コントロールする側が自分の中にある無意識なのか、はたまたAIかになるだけの話かもしれないが、人工的に作られたものかそうではないのかは非常に重要であると思う。


それを言って初めてAIが脅威かそうでないのかを書いて欲しいし、議論する余地が生まれるのではないか。


私は無責任な安い言葉が溢れる世界でそう思っている。

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