経営理念
「全ての人々を幸せに」
当社の創業は2010年になります。
私の社会人のスタートは2002年、東芝エレベータ株式会社の営業マンから始まりました。
思い返せば、今までの人生は沢山の人たちに助けられ、そして不思議とターニングポイントでは必ず恩人と呼ばせていただく方に進むべき道を導いていただき、今があると思っています。
2009年、私が30歳の時もそう、この決断の時も偶然のご縁により佐賀新聞唐津東部販売店を経営させていただけることになりました。
東芝ブランドから地方新聞の販売店経営者になるという決断でしたので、それはもう全員一致で止められました。
しかし、異業種だろうと衰退産業と言われようが、自分が自分の力で戦えるステージが出来たことが本当に嬉しかった記憶があります。
今思うと、この決断もまた、新しい世界を見せていただく最高の選択だったと実感しております。
ちなみに、新聞販売業は本当に過酷です。
1年間に休みといえば10日しかありません。
355日、雨が降ろうが雪が降ろうがスタッフが病気になろうが怪我をしようがインフルエンザにかかろうが、必ず新聞配達を行います。
取り扱っている商品単価も、東芝エレベータ時代と比べたら全く違う。
また、お客様の状況によっては数百円の集金のために早朝だろうと夜だろうと何度でも訪問します。
非常にアナログであり、非効率であり、過酷であり、良いことを探すのが大変ですが…苦笑
私自身はそこで経営の勉強が出来たことは、何よりもかけがえのない成長の機会だったと実感しております。
そんな新聞販売業歴10年の中で、別事業を構築するという目標のもと始めたのがリフォーム業でありました。
これも、心から信頼を置けるメンバーと出会えたことで形作られ進化していきました。
今でこそ不動産業界に進出できるまでに至りましたが、スタート時は本当に苦労の連続でした。
何しろ、リフォーム業など素人でしたので、壁紙の張り替え相場がわからない。ハウスクリーニングの相場さえもわからない。
それなのに営業に行って
「私を信じて仕事をください」
と言う。
本当、胡散臭い人間だと思われたでしょう。
そして、よくこんな私を信じて発注をいただけたと、今更ながら皆様方には心から感謝しかありません。
0から始めたこの事業ですが、3年目で年間1億円を売り上げるまで成長できたのは、嘘偽りなく全てのお客様、そして優秀なメンバーであり最高の仲間達のお陰だったと心から思っています。
当社がこれから行っていくミッションは、不動産業界をクリーンな状況に変え、お客様に寄り添った形に変化させていくことです。
そしてそれをきちんとシステム化して、
「誰でも安心して、自分の住みたい家に当たり前に住む」
ことを実現したいと思っています。
ここで一つ、不動産業界の普通をお話しいたします。
不動産屋に行って、必ず聞かれることが3つあります。
まずは「場所」
そして「間取り」
最後に「予算」
そしてなぜか、営業マンが勝手に選んだ2〜3物件の資料だけを提出されます。
スーモやホームズ、アットホーム等で同じ条件で調べてたら山ほど出て来るのに…。
基本的に、オーナー様がこの不動産会社だけしか仲介を扱わせないという特別な物件以外は、全国どこの不動産屋でも物件のご案内が可能です。
そしてもっと知られていないことですが、色々な不動産屋に行っても特別なお宝物件などありません。
その理由は、オーナー様は1日でも早く入居を決めて空室リスクを減らし、運用利回りを最大化しようとしています。
それなのに、不動産屋が自分の利益のために任された物件をお宝として隠していたら、全く入居が決まりません。
そんな不動産屋ならすぐに契約を切られます。
そのような仕組みがあるから、最新の物件情報は常にインターネット上に掲載されており、不動産屋も皆さまと同じレベルで空室確認をしています。
そしてこれも非常に大事なことですが、多くの物件ではオーナー様が早く入居を決めたいため、広告宣伝費という名目で入居を決めた不動産屋にバックマージンを払っております。
それは家賃の0.5ヶ月分であったり、1ヶ月分であったり、空室が長かったり決まりづらい物件は2ヶ月分だったりします。
もちろん全くでない物件もありますので、だからこそ既存の不動産屋はバックマージンが高い物件で契約を取るために、あえて2~3物件しか提案してこないのです。
言い方がストレートになりますが、私が知る不動産のほとんどは自分達が儲かる物件しか紹介していないです。
借主さんも住みたい物件に住めずに可哀そうですが、オーナーさんも広告宣伝費を不動産屋のためだけにどんどん出さないと紹介すらしてもらえない、この異常な状況が今の不動産業界なのです。
スーモなどで検索をしたら数百物件も出て来るのに、営業マンがピンポイントでお好みの物件を見つけることなど至難の業ですよね。
だからこそ、皆様にこの内容を伝え、ご自身でできるだけ物件を調べてもらい、私たちは可能な限りお客様のメリットが生まれるように仕組みを作らなければいけないのです。
そのために当社は、お客様と駆け引きをすることが無いよう仲介手数料を頂かない0円プランを作りました。
バックマージンがない物件では契約書の受け渡しに郵送を使えばコストは発生するし、内覧や事務作業の人件費などもあるため利益などありませんが、それでも無料が当たり前の時代を作るためにチャレンジしようと思いました。
仲介手数料無料は、理論上、全国どこでも対応できるのですが、管理会社によっては鍵は仲介をした不動産屋にしか渡さないという古い考えのところもあるので、わざわざ当社が受け取らなければいけないという行為が発生することで、どこでも0円が実現出来ないのが現状です。
現時点で対応をお約束できるのは福岡市内全域のみですが、近い将来、日本中で不動産に関わるお金は無料が当たり前を作ります。
このように、今まで誰も本気で取り組まなかったことにチャレンジをする理由はただ一つ、
当社の理念、使命、志しである
「全ての人々を幸せに」
それを考えた時、今この時点で変革を起こさなければ絶対にいけないことだと私は感じており、誰もしないのであれば自分がするしかないという思いで取り組もうと決心いたしました。
皆さんは30年後の日本の将来を想像したことがありますか?
情報はきちんと出ていますが、おそらくその情報を上手くキャッチできなかったり、情報と情報の点と点を繋げることは多少コツがいるので、ひょっとしたら気づきにくいのかもしれません。
内閣府が出しているデータによると、最悪のケースを想定した場合、2050年には日本の総人口が8000万人台まで減少します。
そして、そのうち65歳以上の方が占める割合は、約40%になります。
人口動態予測については、非常に高い確率で当たると言われておりますが、それで見ると二人に一人は高齢者になる時代がすぐそこに迫っています。
何となくヤバいという認識を持っていただいたと思いますが、その漠然としたデータを、更に身近に伝えるためには、もっと真剣に心に刺さるような言葉で表現する必要があるので、あえて刺激的な文章にしますが、
全国47都道府県のうち上位17都道府県以外は30年後に消滅し、残った人の二人に一人は65歳以上の方であると思ってください。
このように説明すると多少イメージがしやすいですよね。
それを更にかみ砕くと、もっと問題なのが47都道府県全部が平等に衰退してしまうのです。
例えば、1400万人いる東京も現在のまま2050年を迎えれば、まだ体力があるかもしれません。
しかし、全体がまんべんなく衰退するほうが更に自体は深刻化します。
極端な話し、ディズニーランドのパレードや花火は1/2に縮小し、USJのアトラクションもお客さんが居ないため半分は稼働していないかも知れません。
入場者数が減少した分はチケット代が倍になるかもしれないし、アトラクションにスイスイ乗れはするが園内は閑散として、子供たちの活気ある声が聞こえない状態になるかもしれません。
皆さんの稼いだお給料の半分以上が税金で持っていかれ、更に生活に追い打ちをかけられる。
そんな未来が起こる可能性すらあるという現状を、どうか皆さんに知ってほしいのです。
これは、あくまで人口統計の流れからみた最悪のシナリオを私なりにお話ししておりますが、この人口統計の予測データはコロナ前に試算されたものであり、現に直近の出生率もコロナの影響もあるのか過去最低となっており、あながち間違いではない可能性すら感じたりします。
このように経済力が弱まれば、当然為替にも影響が出ます。
株価については多少勉強している方はいたとしても、為替となると多少ハードルが高くなるので多くの人は拒否反応をしてしまうかもしれませんが、日本の将来を考える上で、実はこちらの方が最も重要だったりします。
基本的な考え方としては、経済が弱まれば円安に振れる可能性が高くなり、逆に日本の経済が活発化していれば円高になる可能性が高まります。
そして円安の場合だと、海外から輸入している様々なものが値上がりし、円高だと海外の物も安く買えるし旅行するのも安く行けたりすると覚えて置いてください。
そのようななか、視野を広く向けると、世界はまだまだ凄い勢いで人口が増加します。
現在77億人いる人口が、2050年には97億人にまで増えると予測されています。
人口が増えるということは経済が活性化して、ベビーブームと騒がれたかつての日本のように、高い成長が見込まれます。
そうなれば日本との経済格差が更にでき、さらなる為替の影響が強まるかもしれません。
そして当たり前ですが、人口が増えれば食料などの物資は不足し、自ずと物の価格というのも上がっていきます。
厚生労働省が発表したデータによると、1989年に給与所得者の平均年収は452万円ありました。
それが、2018年には433万円に低下しております。
この間、給料が下がっているのに物価は15%上がっており、物だけではなく消費税やその他税金も上がっており、確実に日本の体力は弱っているものと推測されます。
このようなお話をするのは、何も不安を煽りたい訳ではなく、老後の2000万円問題もそうですが、事実このようなデータが皆さんに公表されているのにも関わらず、それに気が付いていないことの方が問題だということを伝えたいのです。
誰が悪いわけではないのですが、やはり結論は自分の身は自分で守るしかないのです。
日本という国を信用するのは良いのですが、国は勝手にシステムを変えてしまいます。
年金システムを作った当時、厚生年金は55歳からもらえました。
しかし、寿命が延びるにつれシステムの問題が浮き彫りにされ、当たり前のように60歳に変更となり、今では65歳です。
すでに議論はされていますが、受給開始年齢が70歳になるのも時間の問題かもしれません。
それに消費税もそう、1989年に3%が導入され、1997年に5%になりました。
2014年には8%になり、2019年には10%に上がりました。
2050年には一体いくらまで上がっているのでしょうか。
このように点と点だったデータを一つ一つ繋いでいくことによって、2050年には稼いだお金の半分以上が税金で取られてしまう未来が来るかもしれないというイメージが伝わると思います。
当社の行う無料プランと言うのは、不動産業界である意味、安売りと取られかねないことかもしれません。
悲しいかな、本意と違う形で敵だとみなされる場合が多いかもしれません。
しかし、敵を作る作らないというレベルの次元ではなく、日本の将来を本気で考え、2050年でも生き残るシステムを一緒に構築しないと手遅れになると私は伝えたいのです。
賢い人間はすでに海外に移住をしています。
ユーチューブで有名な芸能人もシンガポールやフランス等に移住しているのは周知の事実だと思います。
このように、まず情報をいかに吸収するかが1番大切なのですが、それと同じくらい金融や経済のことは知っておく必要があるし、日本人が怖いと思っている投資というものも海外のように絶対に実践する必要があります。
特に大事なのは、投資を行う場合は必ず自分自身がきちんと理解しなければいけません。
そして、足りない知識を補うために本当に信頼できるプロの人間に相談しなければいけません。
例えば、
「賃貸と持ち家、どちらが良いの?」
「住宅ローンは固定と変動どっちがよいの?」
と不動産屋に聞いてみてください。
金融、経済、IT、人口などの勉強をし、ある程度の未来が見えているなら、必ずこちらという明確なアドバイスを頂けると思います。(私の考えを言いたいのですが、もったいぶってすみません…苦笑)
ヒントになりますが、IT、国債、政策金利は重要なポイントとなりますので、そこの根拠を話せるならある程度は信頼しても良いのかなと思います。
当社が1番というつもりは更々ありませんが、先ほど書いた「場所、間取り、予算」の3つを聞いてくるような典型的な不動産屋では、皆さんの大切な資産を守れるわけがないと私は思っています。
たかが不動産屋かもしれませんが、人々の生活全般に関わる要素がふんだんに詰まっているのが不動産屋であり、無限の可能性を秘めているのも不動産屋と私は思っています。
それと投資について簡単なアドバイスですが、投資は必ず需要と供給に連動するものにしてください。
例えば、金でも良いし、ある局面においては為替でも資産を守るには良い方法です。
もちろん私は不動産が1番良い方法だと思っています。
絶対にやってはいけないことは、銀行に預金をしていることだけは避けなければいけません。
現在の銀行金利は0.001か0.002%ですが、例えば0.001%の場合、元本が2倍になるまでに何年かかると思いますか?
答えは72000年です。
72000年後に、今預けている100万円が200万円になるのです。
そのような状況の中、毎年物価は上がり続けます。
数年前、ある政治家がしきりにインフレターゲットを2%にすると言っていましたが、これは国として毎年物価を2%上げますよというアナウンスなのです。
これはとても正しいことなのですが、国がインフレを目指す理由を理解して行動することがとても重要です。
2%物価が上がるということは、今銀行に預けてある100万円は1年後に100万円の価値はないということになります。
100万円で買えたものが1年後には102万円に値上がりするため、時間が勝手にお金の価値を下げるのです。
ちなみに物事は全てにおいて裏側を考えないといけません。
なぜインフレを目指すか、世の中の給与と金利がインフレターゲットと同じ2%成長するなら、今ある借金は1年に2%負担が軽減されるのです。
いい方を変えると、借金をしている人は上記の条件が整えばインフレは良い影響を及ぼします。
インフレは金利の市場に影響が出るため安易に全てが良いとは言えませんが、複雑な経済活動内において、そのような要素もあるということを認識することも重要です。
そして多くの借金をしているのは誰でしょうか?
日本という国ということを考えてみてください。
そのため、投資をして、時間が勝手にお金を生むようにするか、損をしないように仕組みを作るかしなければいけないのです。
投資と言ってもギャンブルではいけません。
大事なのは、物価の上昇と同じくらいの利回りで連動するように資産を守らなければいけないということです。
要は、物価が上がるのと同じレベルで収入が増えなければ資産は目減りするため、収入が上がらなければ、それに代わるものを見つける必要があるということです。
しかし日本は、今だ預金が1番だという風潮が根強いです。
投資の勉強を教えてこなかった教育制度も問題なのかもしれませんが、ニーサやイデコ等、なぜ国がここまで投資を国民に進めているのか、ということを意識する必要があります。
よりボリュームのある話をしたら延々と文章が書けますのでこの程度にしますが…苦笑
確実に言えることは、当社は普通の不動産屋が捉えられていない未来のビジョンが明確に見えています。
だからこそ不動産業界に革命を起こし、人々のためにお役に立てると本気で思っています。
とは言いつつも、このような大きなビジョンが見えながらも、私たちはまだ駆け出しの不動産会社であるため、皆さまのご支援が非常に重要です。
もし当社のような不動産屋でも面白いと思っていただき、考え方にも共感していただけるのであれば、ご家族やご友人に当社のことを教えて頂きたいのです。
もし当社がしていることが広がっていけば、世の中の全ての不動産契約は無料が当たり前という時代がすぐに来ます。
そこからいくつかのステップに移行し、最終的には不動産に関わる全ての取引でお金を払うことがない時代を必ず作ります。
安売りをする会社と思われているかもしれませんが、安売りをしている訳でなく、Googleのように様々なサービスを無料にしているのにも関わらず世界トップの利益を上げる会社になるためのツールの一つとして無料サービスをすると言うのが正しい内容になります。
夢物語と言われるかもしれませんが、人々のため、社会のために一生懸命取り組めば、皆がお金という概念から解き放たれる未来が生まれると信じています。
最後に、私事ですが、とても大切にしている言葉がありますので是非紹介をさせてください。
それは
「命は1回しかない」
「人間、いつかは必ず死ぬ」
「そして、いつ死ぬかは分からない」
たった一回しかない自分の人生、ほんの一瞬で終わるその命、それがいつ終わるか分からないなら、皆さんはその命をどう使いますか?
私は、地位や名誉、お金などではなく、人々のためにこの命を使うことが使命なんだと運よく気づくことが出来て本当に幸運でした。
人それぞれ色々な使命があると思いますが、私たちは、この分野を基に、いつか必ず世界で戦う集団になりたいと本気で思っています。
このような、馬鹿みたいに熱い思いで世の中を良くするため一生懸命取り組む会社があるんだと知っていただき、是非当社をお知り合いの方に勧めて頂き、人々を幸せにするためのこのビジョンに参画してください。
私達は必ず皆様のお役に立つために行動していきます。
手始めは仲介手数料無料により、お客様からお金を頂かないでお引っ越しのお手伝いをするということを標準にします。
業者とお客様というだけの一時の関係ではなく、一緒により良い未来のために力を合わせて頂けたらと思っております。
このような乱筆、長文となり大変申し訳ございませんが、何卒、宜しくお願いいたします。
2022年11月
株式会社フレームワークス
代表取締役 浦上 利夫